R5.4月 これからもご来院時のマスク着用にご協力をお願いいたします
新年度を迎え、気持ちも新たに頑張ろうと思えるような良い季節となりました。桜も満開で散歩をしていてもとても清々しい気持ちになります。
今年も3月初めから花粉がたくさん飛散するようになり花粉症症状でつらい思いをされている方も多いと思います。当院でも毎日花粉症の相談が増えており対処法やお薬の処方を行っております。まずはメガネやゴーグル、マスクで花粉の侵入を防ぐことが重要になります。意外と眼からの花粉の侵入を予防している方が少ないように思いますので両眼の防御も行ってみてください。
さて、最近の新型コロナウイルス感染症につきましては多くの方が予防接種を受けられていることとすでに感染された方が人口の約40%(R5.2月現在)となっており、免疫を獲得している方が増えているため流行が下火になっているものと考えられています。しかしながらこのウイルスのやっかいなところは、変異しやすいことで麻疹や風疹のようにワクチンを接種するか一度かかったとしても終生免疫が得られないことです。重症化予防効果を今後も維持していくためにはインフルエンザのように年1回程度の追加接種を受けておくことが重要と考えられています。
新型コロナウイルスは、健康にみえる人が無自覚にまわりに感染を広げる可能性がある疾患です。若くて元気な人にとっては軽く済んでしまうことが多いかもしれませんが、高齢者や基礎疾患がある方にとっては脅威な疾患であることにはかわりありません。マスクを着用せずにくしゃみや咳をすることでウイルスをもっていた場合は飛沫が広がり室内で換気が悪い場所では他者へ感染させる力はとても強いとされています。現在マスクを外すような流れになっていますが、これはなんでも外せばよいという意味ではなく、状況によりマスクをつけるのが望ましい場合もあるとのメッセージもあります。厚生労働省(国)からは医療機関や高齢者施設などを訪問する場合はマスクの着用を推奨しています。当院におきましても今後もマスクの着用をしていただいた上での入室をお願いしていますのでご協力をよろしくお願いいたします。
もりもと内科医院 森本尚孝