R2.11 風邪とインフルエンザと新型コロナウィルス感染症
皆さん、こんにちは。秋11月になりました。
私は昼休みに時々診療所の近所を散歩しますがこの季節は空気もおいしく空もきれいでとても気持ちがよいです。
さて、今年は1月から新型コロナウイルス感染症のことで世の中は大騒ぎの状態が続いています。マスクをしたり手洗いをしたりでこれまでと違った生活習慣を取り入れないといけないということで皆様も疲れがでておられるのではないかと思います。
この冬はインフルエンザや他の風邪のウイルスとの区別がつきにくいので大変だといった話をよく聞かれると思います。
以下の表に示すように新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、かぜやインフルエンザの症状は発症初期にはとてもよく似ています。また若い人や基礎疾患のない方にとっては広い意味での風邪で軽い症状で終わってしまうことも多いのが特徴です。
もうしばらくはこのような窮屈な状況が続くと思いますので、なるべく今シーズンはこれらの病気にかかりたくないですね。そのためにはどうするか。
これまで皆様が風邪になるべくかからないようにするためにやってこられたことをすれば良いと私は思っています。睡眠不足をさける。適度にからだを動かす。おいしいものをしっかり食べる(糖尿病や肥満の方は控えめにですが)。インフルエンザや肺炎球菌の予防接種は受けておく。あとはいろいろと心配しすぎず、不安を煽るような情報に惑わされないようにして、日々多くのことに感謝をして生活することです。
毎日当たり前にあるものや行えていることは当たり前ではありません。水や電気も多くの方の努力で家まで届きます。スーパーやコンビニでいつでも物が買えるのも多くの方が一生懸命仕事をされた結果です。
色々な事に感謝をして前向きに生活すること、それが結果的には新型コロナの予防につながると私は思います。
日本医師会 新型コロナウイルス感染症 外来診療ガイドから抜粋
http://dl.med.or.jp/dl-med/kansen/novel_corona/shinryoguide_ver2.pdf